著者:ロレン・ノードグレン(ケロッグ経営大学教授)、デイヴィッド・ションタル(ケロッグ経営大学教授)
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「変化を嫌う人」を動かす 魅力的な提案が受け入れられない4つの理由 [ ロレン・ノードグレン ] 価格:2200円 |
感じられたことはありませんか?
ほんと、人は動かない。
動かざること山の如し。
別のブログで書きましたデール・カーネギー先生の”人を動かす“は今後も必要とされ続ける伝説の書籍であるのは疑いようがありません。
本能的に変化を避ける生物である人を動かすには、重要感を持たせて、褒めまくって、良い気分にさせるという教えで、私も大賛成です。
だけど、それでもあの人はなかなか動いてくれない。
そこでこの書籍の登場です。
カーネギー先生の”人を動かす”を補完する、”「変化を嫌う人」を動かす“の紹介です。
私のスタメン書籍15冊の一つです。
あらすじや詳細はぜひリンクから見ていただきたいのですが、変化を拒む4つの抵抗があると説明してます。
簡単に言いますと、障害となる事情がその人の周りにあるから、それに目を向けるようになれば、変わる、そう説いています。
逆にいうと、障害を軽視している実情をまず変えましょう、と提言しています。
何事も障害が少ないほどスムーズに進みます。
障害となることを抵抗と表現しており、分類すると4つの抵抗になると論じてます。
その抵抗に対する対処法をいくつも書いてあるノウハウ集といえる、まさに実用的な一冊です。
抵抗1:惰性
いわゆる、いつも通り、変わらずに、ということ。
新しいことに対する心理面への論述です。
本書ではそれを変えるためのアプローチ手法を丁寧に記述しています。
抵抗2:労力
私たちも、仕事でもプライベートでも頻繁に感じると思います。
え、めんどくさい…
労力の影響を軽視すぎていると主張されており、相手の労力を減らしたことによって成功した実例をあげて説明しています。
抵抗3:感情
上記の2つの抵抗は話しが見えやすいですね。
さて、ここからは感情面ところで、すなわち見えづらいところであり、気づくのが難しいと記載されています。
難しい故に、本書の真髄と言っても良いかもしれません。
一例では、ケーキミックスの話しが出てますが、できあいのものを使うのは、そんなのココロがこもってない、というような内なる感情があったとのことです。
ちょっとした頑固な意地見ないのがあるのですかね。それを、本書籍では”感情”と表現しているのです。
個人的にこれを読んでふと思い出したのは、私、iPhoneユーザーでiPhone3Gから使用しているのですが、当初は、”○○○”だからいらない、必要ないみたいなことが、大多数でした。
ゲームチェンジャーすぎたのであっという間にスマホだらけになりましたが、何かしらの”感情”というのがあったのでしょう。使いこなせるか分からないとかプライドとか恐怖とか?
とにかく、本書では感情抵抗を克服するにはどうしたら良いかと提案を投げかけてくれています。
一般的な市場調査では分かりづらいため、複数の相手・対象を観察し続けようと提言をしています。
抵抗4:心理的反発
束縛、誤り指摘、説得、こういったことをすると反発するので、動かすにはこれらは避けようという内容で、カーネギー先生の人を動かすに出てくる単語や内容に似ている項目です。
この項目でもいくつかの例と、乗り換えるアイデアが書いています。
私が厳選した15冊の他の自己啓発本と比べると、最近に発刊されたため、まだあまり表に出てきてないような気もしますが、世界観が全く変わる一冊だと思います。
ぜひ読んでいただければと思います。
(以下、抵抗に当てはめてみます。)
この本は間違いなくメリットです。いかがでしょう?読んでみるのはどうでしょうか?
[1]いつもはまとめられた動画見るからな…
[2]本を読むのは時間がかかって大変なんだよな…
[3]よく分からない人からのアイデアとか…
[4]読め読めとか押し付けがましいな…
そこには行動できない障害が存在しているのかもしれません。
言われてみると、大変おもしろい着目点だと気付きがありました。気に入って頂けたら幸いです。
今日の自己啓発書籍の勉強のまとめ。
- いくら魅力的なものでも、抵抗(障害)があると動かない。
- 抵抗(障害)というものがあると知り、それを軽視しない。
- 魅力の上乗せ行為はいったんストップして、抵抗(障害)を取り除くことに注力してみる。
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「変化を嫌う人」を動かす 魅力的な提案が受け入れられない4つの理由 [ ロレン・ノードグレン ] 価格:2200円 |
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