ちょっと忙しいから、やらなくちゃいけないことがあるから、そう自分に言い訳して、記事を書かない期間が長くありました。
そんななか、立ち寄った本屋で見かけた一冊から、感想のようなものを書きたいと思います。
伊庭正康先生によるやり抜く人になるための戦略書
継続は力なり。
この有名な言葉と同様な意見として、継続してやり抜けば良い結果になる、むしろ大きな成功を手にした人はやり抜いている人だと、強く訴えています。
私は、過去に感想を書いたロングゲームで言うところのロングゲーマーであろうと心に決めているので、年単位と先のことをイメージして生きて行こうと思ってます。
ただ、それでも、途中でやめてしまうことは多く、一向にやり抜く人になれません・・・
取捨選択は必要ですが、これは自分にとって必要だ、と思うことを途中でストップしてしまうのはよろしくないのは分かってはいます。
本書の中を見てみますと、心理的に続けやすくなる方法やモチベーション・メンタルを維持する方法を仕組み化してしまおうという内容です。
ところで、仕組み化という文字列を本書以外でもちょこちょこ見かけるのですが、恥ずかしい話しですが、私はその言葉の正しい意味を理解できていません。
本書籍を読んだ限りでは、ここにおける仕組み化とは、ルール化というか、法則化というか、そんなイメージに見えました。
こういうときはこうしよう、とか、逆にこうしてはダメ、とか、ルールを決めて動こうといった内容に見えました。
仕組み化とはこういったことなのですかね?
今度、しっかりと勉強したいと思います。
少し脱線してしまいましたが、本書はノウハウ集であると感じました。
たくさんのノウハウが書かれていて、ためになり面白かったのですが、ひとつ、特に有効な解釈だと思ったことを紹介します。
コピペはしませんが、自分の最終的な目標・ゴールをバシっと決めてしまい、それに行き着くための手段は変更や試行錯誤をしても、途中で諦めたことにならないという解釈をされてました。
確かに昨今の環境の変化は非常に早いので、あるいは自分自身の環境も変化の可能性があるので、長期間にわたり一切の手段の変更のなしという状況は妥当ではないと思い、その考えに方に感慨を覚えました。
私は最終的な目標はあるにはあるのですが、結構ふわっとしているので、しっかりと明確に最上位の目標を定義したいと感じました。
逆に、しっくりこなかったことがひとつ。
前回記事の世界一流エンジニアの思考法のときと同様になるのですが、身近に真似したい人がいないのですよね。
私は入社時から技術部門に配属になりましたため、その職をまっとうするという仕事をしているのですが、最終的には経営サイドにまわりたいと思ってます。
一方で、私の会社の技術部門の人々は、所謂技術の人なので、私と思考がズレることが良くあります。
では技術だけでも模倣すればいいじゃないか、となりますが、これもやや特殊環境でありまして、やっていることが違いすぎて比較対象にならないと感じています。
思い違いや思い上がりかもしれませんが、とにかく、真似たい!という感情が湧き上がってくる対象者がいないのは確かです。
ところで、視点を変えますと、あちこちの書籍で、真似する、模倣する、盗む、とかそういったことが書かれています。
すなわち、このことは生きていくうえで本当に大切なことなんだろうと判断できます。
なりたい目標を立て、憧れの人を観測し、自分の行動に活かす。
身近にはちょっとぱっと思いつかないので、気になる人の書籍を片っ端から読んで、その人のSNSなどの発信を追ってみる、そんなことをしてみようかなと感じます。
多くの項目で、モチベーションやメンタルなど、気持ちの面を改善・維持するための仕組み(ノウハウ)が書かれていて大変面白く読むことができました。
辛いことが多い人生、何事も、気持ちが大切ですよね。
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