本を読むとき、付箋を使ってますか?
私は一度では全然覚えられないので、一通り読みながら付箋を貼っていく作業をします。
ページが多いのもありますが、付箋だらけになった一冊でした。
勘違いが人を動かす
教養としての行動経済学入門
著者:エヴァ・ファン・デン・ブルック先生、ティム・デン・ハイヤー先生
翻訳代表者:児島修先生
他の記事内で紹介した書籍と重複する内容や聞いたことがある内容も少しはあったのですが、学問をメインにした本を読んだことがなかったので、多くの新しい視点を得られた一冊と感じました。
素人の私が実際わくわくしながら読み進めることができたので、タイトルにあるように、入門として最適なのかと思います。
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勘違いが人を動かす 教養としての行動経済学入門 [ エヴァファンデンブルック ] 価格:1870円 |
各項目の出現順番や流れを工夫していると感じましたが、専門用語の説明や具体事例などが個別で書かれていて、まとめ集のような感覚を受けました。
さらには、書籍の最後には、本書で出てきた専門用語を抽出して一覧化しており、私のような人の勉強にもってこいです。
こういった事象はこういうふうに呼ばれてるな、と容易に紐づけることを可能とする一冊なのではないでしょうか。
早速、某SNSで見かけた投稿に、これは○○効果だと学問用語をドヤ顔で使うことができました。
さて、もうひとつ印象的だったのが、翻訳にかなりの労力をかけている感覚を受けました。
あとがきを読んだところ、何人もの方が翻訳に携わっておられるようですが、私たち日本人に馴染みやすい文章であったと思います。
むしろ、「これは外国の本であり、それを翻訳した本である」という感触を殆ど感じられないくらい違和感なく読み進めてました。
このように細かいところまで努力されているような書籍は素晴らしいと感じます。
ところで、ジャケット画像から分かるように、本の帯に興味を引く文が書かれています。
- スーパーが「野菜売り場」からはじまるのは、客に○○させるため
- 期限までに目標達成したいときは、○○のスケジュール帳を使うべき
- なぜ「無知な人」より「知識豊富な人」が自信を持てないのか?
- 「お金がない」「時間がない」とき、人は頭が悪くなってしまう
- あなたには、本書を読む資格がある。もちろん、読むかどうかはあなた次第だ!
「先送り」してしまい、本書を一通り読むのに数日をかけてしまいましたが、それでも上記の5項目に関し、完璧ではないですがそれぞれで何を述べたいのか記憶に残っています。
○○効果などの専門用語や詳細一字一句覚えられてはいませんが、一度読んだだけで全ての項目の概要を思い出せるのは、この本がとても印象的だったという証拠でしょう。
内容がまとめ集のような、例つきの辞典のような感覚なので、何かピックアップして専門用語を本記事で書いてしまうと、その時点でネタバレになってしまいそうなので一切控えようと思います。
「読むかどうかはあなた次第」ではありますが、答えはすぐそこにあり、手にとって頂くのもよいかと存じます。
行動経済学入門としてオススメできる一冊だと思います。
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